FARMERS CAFE TOKYO Blog

パプアニューギニア政府公認のカフェブログ

コーヒーについて~robusuta~

 小学校の頃(40年以上前の話)お年玉でノリタケのサイフォンを買ってドリップを楽しむ変な小学生でした。「旨いコーヒーの味」がどうしても知りたくてコーヒー豆を買ってはアルコールランプの火遊び兼ねドリップしてました。ボコボコとお湯が上がり、コーヒーの粉と混ざり合いを見たり、良い匂いを嗅いだり、当時はレコードを聞きながらだったり漫画読みながら、周りに馳走したり楽しんでいました。その後成人し農家を継いだので、まさか今、東京でコーヒー屋を経営する(妻がオーナー)なんてその頃夢にも思いません。なぜ農家の私がコーヒーに関係していったのだろ?と、不思議に思う方々が多いので、そして自分史的にもコーヒーについて書き記していこうと思います。まずは最初のキッカケとなった「ロブスタ種」についてです。それは 23歳で農家を継いで10年くらい経った頃でした。北海道の農業は半年冬でお休みなので地元の農家達は皆、除雪車やタクシーなど運転系の仕事をしてました。自分も冬はタクシー運転手でした。借金で離農する農家も多い時代で「冬でも頑張って働いて経営の足しにしなければ成らない」雰囲気で本当に暗いトンネルの中にいる様な状態でした。そんな中従兄弟が30代半ばで死んでしまいます。彼の分も「思いっきり生きてやろう」と、「一生は一回きり、長い農閑期は世界を見よう」っと、農業ボランティアをボルネオのコーヒー農園と2000年から関わる事になりました。その農園のコーヒー品種がロブスタ種でした。ロブスタは日本で飲むアラビカのそれとは何かが違います。コーヒ好きな人に飲んでもらった時「お茶で云うならほうじ茶」と云われた事があります。地元の有名なコーヒー経営者に試飲して頂いて始めてロブスタ種は日本のレギュラーコーヒーと違う、ブレンドやアイスコーヒーで飲む、インスタントコーヒーの原料にするのだと知りました。それからコーヒーについて勉強を始めました。再びコーヒーにハマった19年前の事でした。

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