FARMERS CAFE TOKYO Blog

パプアニューギニア政府公認のカフェブログ

コーヒーについて〜Liberica

2011年にマレーシアで会社を起した時、リベリカ種コーヒーを扱ってました。原種リベリカは写真の様にバラバラで揃っていませんが、今では品種改良されたエクセルサなどはかなり粒も揃ってます。NYコーヒー取引所ではアラビア種、ロブスタ種を取扱いますが、このリベリカだけは扱いません。形や色が不揃いで高木になり収穫が困難、選定しすぎると収量が減る。生産者や業者も嫌うリベリカ。それが「世界で1%も流通しない幻のコーヒー」と云われる所以です。特に東南アジア地域(マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム)で栽培されてますがシェードツリーに使われたり、台木にされたり、一般の消費者が出会う機会はまずありません。ココ数年変化がありフィリピンのキリスト教会が中心になり生産を増やしています。フィリピンでは「Barako」(英語で強い、Strong)と呼ばれ好まれスーパーで色々な製品となり売られています。ラテンの血を引く人が多いのかエスプレソが合うコーヒーなのか?パンチが効いたストロングなバラコ。機会があれば是非試して下さい。

写真:サイズ形、色がバラバラなリベリカ

f:id:gto-san:20190120191444j:plain